周年イベントAnniversary Event

<南山大学創立75周年記念企画>
第6回(2021年度)南山大学図書館
カトリック文庫講座

<南山大学創立75周年記念企画>第6回(2021年度)南山大学図書館 カトリック文庫講座

日本におけるキリシタン最後の迫害である長崎浦上の「四番崩れ」は、江戸時代から明治維新の歴史上におい ては、特記すべき事件です。約 260 年にわたるキリシタン禁教令が廃止されたのは明治 6(1873)年ですが、 なぜ明治政府はキリシタン禁制高礼撤去に踏み込んだのでしょうか。その背景について、これまでの研究の多くは、米欧12か国を歴訪した岩倉使節団が先々で激しい批判を受けたこと、つまり「外国からの圧力」を挙げて いますが、それだけだったのでしょうか?本講座では、それ以外の背景について高木仙右衛門が残した覚書を通じて考えてみたいと思います。
浦上四番崩れで名を知られることになった高木仙右衛門は、高木慶子氏の曽祖父にあたります。文政7(1824)年 長崎浦上村に誕生、慶応1(1865)年 大浦天主堂への参観者にまぎれてプチジャン神父に信仰を表明、ひそかに教理と祈りを習い、やがて洗礼を受け、仲間に信仰を伝えます。明治政府のキリシタン弾圧で、慶応4(1868)年6月 津和野に流されますが、6年間におよぶ飢えと寒さと凄惨な拷問をしのぎ、信仰を堅持したまま浦上に戻ることを許されます。村に帰った仙右衛門は、伝道士として隣人に教理を説き、模範を示して信仰に導きました。
高木慶子氏は、84歳を迎えられた今なお、終末期にある人々のスピリチュアルケアや悲嘆に暮れる人々の心 のケアに精力的に携わっていらっしゃいます。そして、人々の内なる悲しみに向き合う活動の原点を「高木仙右衛門の血が自分に流れていることが大きい」と、お話しされています。
コロナ禍のあとを見据える状況下において、本講座が皆さま一人ひとりのいのちと希望を未来へつなぐ一助になれば幸いです。

イベント名 <南山大学創立75周年記念企画> 第6回(2021年度)南山大学図書館カトリック文庫講座
題目 浦上のキリシタン、高木(たかき)仙右衛門(せんえもん)のこと
-明治政府は、なぜキリシタン禁制高札を撤去したか-
講師 高木 慶子(たかき よしこ)氏
(カトリック援助修道会会員・上智大学グリーフケア研究所名誉所長)
開催日時 2021年11月20日(土)13:30~15:00(予定)
開催場所 R棟6階(R63教室)
※緊急事態宣言発令時等の場合は、本学にてオンライン開催を予定
対象 学外の一般の方、学生、教員など50名程度
申込方法 専用のWebフォームよりお申し込みください。
https://regist.nanzan-u.ac.jp/regform/regist/lib-catho/application
募集期間 2021年10月11日(月)~11月14日(日)
主催 南山大学図書館カトリック文庫協議会
共催 南山大学宗教教育委員会
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